JRコンテナで輸送するには?

マルハナジャーナル!

JRコンテナで輸送するには?

みなさんこんにちは!

 日頃皆さんが使われているJRの旅客輸送と同じ線路を辿り、人知れず荷物を遠方まで大量の貨車を牽いて走っていく貨物列車たち。私の家の近くにも貨物列車の基地があるのですが、何となく子供のころ好きだった「きかんしゃトーマス」を思い出します。 ( *´艸`)

 今回はそのJRの貨物列車による輸送について解説していきます!

現在弊社では「輸出物流コスト削減のための無料診断」を行っております。

昨今の人件費や燃料費の高騰で困っている場合は、コスト見直しをしてみませんか?

場合によっては物流費用の削減が可能な場合があるため、以下よりお気軽にお問い合わせください。

JR貨物輸送の仕組み

 JR貨物列車による輸送では、主にコンテナが使用され、それを貨車に積み込んで軌道車で引っ張り輸送を行っています。

 荷物の流れとしてはまず最初にからのコンテナをトレーラーでお客様の倉庫などへ持っていき、そこで荷物を積み込みます。この際、荷積みのやり方はパレットに載せてあるものはフォークリフトなどで、段ボールなど手で運び入れるものについては人力で運び入れることになります。

 次は荷物を積んだコンテナを、最寄りのコンテナ取扱駅へと配送し、そこで貨車へと積み替えます。ここから先はJR側の作業で事が進んでいくことになります。

 ちなみに列車の時刻は通常の列車と同じように発射の時刻が決まっているため、その時間に間に合うようにコンテナに積み込む必要がありますので、注意してください!

 列車に積み込まれたコンテナはそのまま貨物列車で配送地最寄りのコンテナ取扱駅へと運ばれることとなります。

 たまに下関駅に朝や夜に行くとちょうど列車が出発していくのですが、その長さはとてつもなく長く、びっくりしました。(筆者は長崎生まれなので貨物列車を見たことがありませんでした(;’∀’))

 最後は配送地最寄りの駅に到着した列車からまたコンテナを取り外し、トレーラーへと積み替え、お客様に指定された配送地へと運ばれていくこととなります。

JR貨物輸送の対応範囲は?

I 南は鹿児島から北は北海道・北見まで!

 JRの貨物路線は一番南の始発点は鹿児島から北は北海道の東側の北見までとなっています。また、線路も一本だけではなく日本中を取り囲むように路線が設定されており、四国や長野・金沢方面へも列車が行けるようになっています。

 各中継拠点に近い配送先であれば、比較的早く配送できると考えてよいでしょう。

II 線路がない場所にはトレーラー等で運べます!

 もちろん全国すべての地域を線路で網羅しているわけではないので、路線がない地域というのもあります(長崎・佐賀や高知・徳島等)。しかしそのような地域にも近くのターミナルまで貨物列車で運び、そこからトレーラーなどに積み替えて配送先に配達することも可能なので、実質JR貨物による運送は場所を選ばないと考えて大丈夫です!(沖縄を除く)

JR貨物のwebページで各地域ごとのサービスを確認できますのでご覧ください。
エリア別サービス案内(コンテナ時刻表) | JR貨物 日本貨物鉄道株式会社

エリア別サービス案内(コンテナ時刻表) | JR貨物 日本貨物鉄道株式会社
JR貨物のエリア別サービス案内(コンテナ時刻表)についてのページです。全国に張り巡らされたネットワークでお荷物を安全・確実に運ぶJR貨物では、エリアごとにきめ細かいサービスを提供しています。

JR貨物はどんな荷物を運べる?

 JR貨物は危険品などで一定の規制があるものもありますが、冷凍状態で運ぶ必要があるものや、水道管などの長尺ものほぼ全ての貨物を運ぶことが可能です!
 
 また、運ぶ貨物に応じて様々なコンテナを使用することとなります。
 コンテナの大きさは12フィートのものから31フィートのものがあり、物量や貨物の大きさに合わせて選択が可能です。冷凍・冷蔵したものを運ぶ専用のコンテナや、換気の必要があるものの為の通風コンテナ。液体を運ぶ専用のコンテナもあり、用途に合わせて様々なアレンジが可能となっております。

詳しくはJR貨物のwebページに記載がありますのでご覧ください。
コンテナのサイズ・種類 | JR貨物 日本貨物鉄道株式会社

コンテナのサイズ・種類 | JR貨物 日本貨物鉄道株式会社
JR貨物のコンテナのサイズ・種類についてのページです。JR貨物では、お客様のニーズに合ったコンテナで、様々な用途にお応えいたします。

JRの貨物輸送で輸送効率化を図ろう!

 いかがでしたでしょうか?今回はJR貨物を利用したモーダルシフトについて解説しました!私も調べていて感じたのですが、想像以上にバリエーションのある輸送方法ですね!

 特に長尺ものなどを陸路で長距離運ぼうとすると大型のトレーラーを用意しなければならないなど、条件面で難しいことも出てくるかと思います。しかし、JR貨物での輸送であれば、その問題を解決することができるかもしれませんね!

 弊社の国内輸送でもJR貨物を利用したモーダルシフトをご提案させていただいております。疑問に思ったことや相談したいことがありましたら、お気軽にご相談ください!

モーダルシフトJRコンテナ編